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こんにちは!
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前々から読書感想文に書くと言っていた「すべてがFになる」をようやく読み終わりました。
旅行が重なっちゃったりして読めてなかったんです。
率直な感想なんですが、ただ単に面白かったです。
最後の100ページくらいからスピーディーにどうやって事件が起きたか、犯人が誰のなのかが分かります。
すべてがFになるとはどういうことなのか。これは数学な好きな僕にはとても興味深い答えでした。
ネタバレは避けますが、数字に関係しているとは言っておきます。
十分密室殺人がどうやって行われたのかだけで面白かったんですが、それに加えて他にも面白かった部分があります。
読んでいてすごく思ったんですが、「この会話ほんとに要るのか?」って部分が多かったです。
あまり事件に関係ないことを話している場面がかなりありました。
小説で主人公内の会話で出てくる話題は少しでも事件に関わっていることが多いですよね?
だからなぜ必要なさそうな会話があるんだろうかと思いました。
本文の後に書かれている解説を読んだり、もう一度読み返してみたところ、僕の結論は個人の人物像を創るためじゃないかって思うようになりました。
哲学的な会話が多いんです。
例えば、「現実とは何か」という質問に対し、主人公の先生は「現実とは何か、と考える瞬間にだけ、人間の思考に現れる幻想だ 普段はそんなものは存在しない」と返します。
もうぶっちゃけ意味わかりません。現実なんてないって言いたいんですかね?
ですが、この返答により先生の人物像が少しわかりますよね。
こんな返しを咄嗟にするくらいだから相当頭がいいはずです。
こういう風に事件の真相には不必要だけど、人物を創り上げるために必要って感じですかね。
なんか深く読めば読むほど面白味が出てくる小説だと思ったので、慎重に感想文を書いていこうと思います。
ではもう寝ますー
読んでいただきありがとうございました!
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