中学校3年間で読んだ面白い本(1) スターティング・オーヴァー 三秋縋

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こんにちは!

僕の中学校では毎日本を読む時間があります。(他の学校でもそうかもしれませんが)

なので必然的に本を読むことになっていました。

その中でもなかなか面白かったのをこれから何冊か紹介しようと思います。

では、まず一冊目

「スターティング・オーヴァー」 著者:三秋縋

母さんが持ってたので貸してもらって読んでのがきっかけです。ほとんどの本がそうなんですけどね。

この三秋縋さんが書いた「恋する寄生虫」は映画化もされました。もしかしたら知ってるかもしれません。

三秋縋さんが書いた小説は、僕が今まで読んだ本だとすべてラブコメでした。

ですが、(僕の感覚だと)すべて明るい印象は受けませんでした。

精神的欠陥や肉体的欠陥、暗い主人公などなんとなく暗い感じで始まります。

この「スターティング・オーヴァー」も読んでいくと暗いイメージが湧いてきます。

この物語は最初のページに一文で説明がされています。

「これは、二十歳の誕生日を迎えた僕が、十歳まで時を巻き戻されて、再び二十歳になるまでの話だ。」

僕が付け加えるのも必要のない、そのまんまの意味です。

皆さんはもし時が十年巻き戻ったらどうしますか?

ほとんどの人はこれまで積み重なってきた様々な後悔をしないように、取り返そうとすると思います。

後悔が先に立ってくれるので無敵の様ですよね。

ですが、この物語の主人公は全く真逆のことをします。”一周目”の人生をそのまま繰り返えそうとするのです。

それはなぜなのか。理由は、「何一つ後悔をしていないから。」

生きているのがあまりにも楽しいから、時間が巻き戻ったことに対して「余計なことをしてくれた」と思うのです。

そうして、”一周目”と同じ人生を辿るために何も手を加えず生きていく物語が始まります。

そのまままた同じ人生を歩むと思いきや、主人公の”二周目”の人生は全く違うものとなってしまいます。

十八歳の時に主人公は”一周目”の自分を忠実に再現している「代役」に会います。

そいつは”一周目”の自分の彼女と恋人で…

って感じです。

「時が戻る」という普段からは考えられないことが”一つだけ”含まれているから、新鮮で面白味がありました。

自分自身の行動が周りの人たちにどれほどの影響を与えていたのかがわかる物語でもあるので、自分の行動を見直す機会にもなりました。

しっかりいい意味で予想を裏切られるところもいくつかありますし、最終的には心温まる物語なのでお勧めします。

ちなみに初版発行が2013年なので結構前です。

他にも「三日間の幸福」や先ほどの「恋する寄生虫」なども面白かったのでもしかしたら紹介するかもしれません。

是非読んでみてください。

読んでいただきありがとうございました!

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